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2004.08.14

■■■□□「時計」

 クキ氏は、ある朝目覚めると、時計になっていた。
 ああ、とうとうこの時が来たか。
 さほど慌てることはなく、クキ氏は自分の運命を受け入れた。
 それから、クキ氏は休むことなく時を刻んだ。
 文字通り、分刻みのスケジュールで働いた。
 クキ氏は自分の役割に誇りを持っていた。
 そう、自分は時を司る存在なのだ。時を支配しているのだ。
 でも、時々、不安を覚える時がある。
 自分はいつまで時計なのだろうか。
 しかし、そんな時、クキ氏はすぐに自分を戒める。
 いかんイカン、自分は時計なのだ。
 余計なことを考える時間はない。
 ただ、時を刻んでいればいいのだ。

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Comments

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